迷ったとき常に頼れる、顧問税理士のような存在



(株式会社TOK 取締役管理部長 田沼克巳 様)

株式会社TOK は、永年に亘って小規模店舗や中小企業を支える、板橋区の部品メーカーです。
ロータリーダンパー、ベアリングなどの「動き」に重要となる部品を開発・製造し、新たな視点でこれまでにない動きを創造し続けています。

半世紀も前に管理部門で『企業実務』をご利用いただき、ペーパーレス・デジタル化の時代になった今でも、新たな形で活用されています。

雑誌や資料は、働き方に合わせてデジタルへ

─ 54年もの間『企業実務』を購読いただいていますが、購読の背景などは伺っておられますか?

田沼さん:50年以上! 私が入社した時には、既に『企業実務』の契約がありましたから、さすがに経緯は分からないですが(笑)

…今のようにネットが普及していない時代からの購読ですから、やはり情報は紙の雑誌や書籍が重要な位置を占めていましたね。私の頃も業務で使う実務系の雑誌では、やっぱり『企業実務』さんは、かなりのシェアと信頼度があった認識ですね。

昔は、そういった雑誌や資料が棚にぎっしり詰まっていて、「参考になる資料はここだから」みたいな形で常に本棚に並んでいたような状態でしたね。

─ 今のお話と対照的に、オフィスに紙の書類が全くありませんね?

田沼さん:そうですね、世の中の流れや社員の働き方に合わせて書類はデジタル化して、オフィスも大幅に変えました。もちろん、どうしても必要なものは書類として保管していますが、企画開発や営業の社員はフリーアドレス化して、デスク上が乱れないような作業スペースで業務しています。

テレワークで出社しない社員も多いですし、各地の工場とスムーズに情報共有するためにも、資料や書類はデジタルの活用が増えましたね。

迷ったときの相談場所として、信頼できる存在

─ 現在はデジタルで雑誌を利用されていますが、当時はどう活用されていたのですか?

田沼さん:経理を現場で担当していた当時、会社は税理士さんと顧問契約していましたが、何でも気軽に話せるような関係ではなかったですね。あまり細かなことで相談するのも気が退けますし…となると、参考になるものといえば『企業実務』さんの雑誌だったり、そういった資料が何かにつけて 自分の専用の相談場所のような形で 役に立ちましたね。ある意味、部署の羅針盤でした。

─ 本当ですか! 当時からお役に立てていたなら嬉しいです(笑)

田沼さん:実際、そういう感じで認識していましたし、「困ったらこれ(企業実務)を見て」という習慣でしたよ。
今でもそうですね… ネットが普及して、法改正や税制の情報は確かに簡単に見つけられるようになりましたけど、どの情報を信頼して実務に活かしたらいいのか分からない わけですよ。担当者としては。

その点、企業実務は信頼できる専門家の方が書かれていますし、デジタル版(企業実務サポートクラブ)に移行して、ネットでも記事を使えるようになったので探しやすくて助かりますよね。特に就業規則や社内の規程は、新しい働き方に合わせて相当直さなきゃいけないんで、デジタル版のサイトにある規程集や文例を参考にさせてもらいましたね。

─ 部下の方や新人の方にもお使いいただけているでしょうか…

経理や総務の経験が長くなった我々も、専門家じゃないですからね。例えば法改正で対応が必要な場合に、やはりハッキリと自信を持って答えられないことも出てくるんですよ。そうすると、彼ら彼女らは一旦自分で記事を検索して、対応策の解説なんかを調べたりしていますね。

そこで「企業実務にはこう載ってるから」とか「それなら間違いないよね」みたいな話をしたこともありますよ。

セミナーや講習会を活用し、人材育成に繋げる

─ 雑誌だけでなく、『企業実務サポートクラブ』にも加入いただいてますね?

田沼さん:そうですね、雑誌の上位コースが出来てからすぐ、お世話になりはじめました。
経理や労務の実務セミナーは無料で参加できますし、動画なんかも公開されてますよね。弊社は人材育成を重視していますので、有効的に活用させていただいています。

“企業は人なり” のような、常に人材の育成を図る時代ですから、やっぱり教育は一番大切だろうと思いますね。
資格取得でお祝い金を出したり、全社員にTOEICを受験させて、一定の点数以上なら給与に反映する試みなど、働き甲斐にもつながる形で進めていきたいですよね。

─ ありがとうございました!『企業実務』が読者企業の皆様のお役に立てるよう、引き続き努めてまいります。


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